多重力

仕事はひとつずつ終わらせて次に移る。そんな時代は終わりました。インターネットが普及して誰でもいつでも情報が手に入る時代です。例えばひと昔前だと職人が一人前になるのに最低3年と言われてましたが、今では3年の時間など与えられるような時代ではありません。美容師でも学校を卒業してお店で数ヶ月練習するとすぐに現場に出る事も多くなりました。見習いの3年の間に辞めてしまう事もあります。インターネットで色んな情報が即座に手に入りやり方一つ、味付け一つを取ってもすぐに手に入ります。昔は腕を磨いて100点に近づいてからデビューだったのが、今では50,60点でデビューの時代です。100点なんか待っていたらいつになるか分かりません。

しかも一つの仕事をコツコツやってても利益は出ません。一つ二つと重なって仕事をする事で、重なった部分が利益になるのです。重要な部分や要点箇所をしっかり身につける技術や知識こそが、これからの時代に必要な人材となります。建築業で言うなら僕は大工だから大工仕事以外はしない、監督で言うなら鉄骨造しか経験がないから木造は出来ない。など言っている人は時代に取り残されてしまいます。こんな人は会社にとっては利益を生まない人材です。私はもともと建築職人でした。しかしその時から外壁サイディングを貼ったりスレートをしたり、鉄骨を製作から組み立てをしたり、手摺や幕板などの図面を書いて取り付けまでやったり、内装工事をしたりと色んな業種をこなして来ました。だからいろいろな仕事を重複してこなせると思います。その辺のシャバな監督よりも細かなところまで見ることが出来ると自信があります。ましてや現場作業まで出来ます。やった事のないものにも挑戦して来たからこそやれると言う自身があるのです。どんな仕事でも一つ終わって次にまた一つ、みたいな悠長な考えで仕事をしていると会社は利益が取れず、ちょっとしたミスが命取りになるでしょう。この多重力は日々の仕事の中で鍛える事ができます。楽を求めるとこなす仕事は減ります。自分のキャパを小さく見積もると、これもまた仕事の数が減ります。今の時代は仕事量=給料が基本です。それにプラスで確実性がついて来ます。10年前の時代では有りません。いまは2017年です。しっかり自分を厳しく見つめ直しましょう!